前回「
MacBook Air(Late 2010)関連メモ 〈その1〉バラシと改造」の続きです。そのエントリを前提に書いてありますので、ハテナな事は↑を見て下さいませ。(´∇`)
~あらすじ~
新型MacBook Airは基本的に自分では何もいじれないという事だが、本当にそうなのか?、バラしを眺めて検証してみた。確認したパーツはBTOが出来るメモリやCPU、そしてフラッシュストレージ。設置状態を見ると素人でもどうにかなりそうなのはフラッシュストレージのみであった。
ちょいと今更な内容ですが、私のメモエントリーなのでご容赦をm(_ _)m
差し替え可能(?)なフラッシュストレージ
すでにいろいろなところで報告されているが、新型MacBook Airのフラッシュストレージは素人でも差し替え可能な設計。
しかし見て分かる通り、今まで出回っていた規格のSSDではない。(インターフェイスはSATA)

さてさて、このタイプ(規格?)フラッシュストレージに関しては既にいくつかの発表や情報がある。
PhotoFast「GM2 SFV1 Air」は今何処(いずこ)?
まず1つ目。先月末にPhotoFastが「GM2 SFV1 Air」という同じ形状のフラッシュストレージを使ったUSBメモリを発表している。
その時皆がこぞって取り上げたので知っている人は多いだろう。
[参考]Engadget/
PhotoFast から新MacBook Air 交換用SSD、USB 3.0アダプタ付属
容量は64GB、128GB、256GBと3種類。USB3.0フラッシュメモリ。中身をMacBook Air本体のストレージと交換して使う。そのまま使ってもいいけど(笑)。「11インチでも256GBに出来る!」ってことで皆が喜んでいた。
ところが、この「PhotoFast GM2 SFV1 Air」、詳細は発表されないまま11月の頭の方にPhotoFastのHPから削除された。今現在もページがない状態。……何かありましたね?PhotoFastさん(・∀・;)
PhotoFast GM2 SFV1 AirのページのURL
http://www.photofast.tw/products/GM2_SFV1_Air.html飛んでも中国語の404。w
今のところアテにならないカンジ。
本家本元、東芝製フラッシュストレージ「Blade X-gale」
で、2つ目。コチラは本家本元。11月に入ってから、東芝がMacBook Airに搭載されているフラッシュストレージを発表。(型番が同じだもん、同じものだよね)
名前は「Blade X-gale」、東芝ではスティックタイプのSSDモジュールという言い方。
TOSHIBA/
スティックタイプのSSDモジュール「Blade X-gale(TM)」の発売について
詳しいスペック等は↑のTOSHIBAのページ参照だが、ここで重要なのはサイズ
容量 | サイズ(mm) | 重量(g) |
---|
64GB/128GB | 幅:24.0 高さ:2.2 長さ:108.9 | 9.8 |
256GB | 幅:24.0 高さ:3.7 長さ:108.9 | 13.2 |
256GBだけ高さ、つまり厚みが違う。その差1.5mm。
Q:どうして256GBだけ大きいのさ?
バラしの画像を見ると64GBのフラッシュストレージは表面のみにフラッシュメモリチップがのっている(16GB×4)。

上の東芝の画像を見ると裏面にフラッシュチップがのっているのが見える。ということは、256GBは両面に4つずつのフラッシュチップをのせている(32GB×8)。つまり、1.5mm厚いのはフラッシュチップ1枚分の厚みが増えるからなんだ。(重量の差3.4gはフラッシュチップ4つ分の重さからきている。w)
(サイズから見て当然、128GBのストレージは片面に32GBのチップが×4つ。)
MacBook Air 11インチに256GBの東芝フラッシュストレージはささるの?
MacBook Air 11インチは64GB/128GBの薄いモジュールのみ。一方13インチは128GB/256GB。
ってことは、11インチに256GBが無いのはフラッシュストレージのサイズが大きいからか?(という推察は当然ながら皆がしている。)
11インチに純正と同じ256GBがささるかどうか?…(=_=)
問題は、フラッシュストレージとその下にあるメモリとの間に1.5mmの余裕があるかどうか?ということだ。
でも13インチも11インチもフラッシュストレージが設置してある辺りの実際の厚みはそんなに変わらないんじゃないの? 13インチに搭載されているなら11でもいけるんじゃないの?

と思って厚みを簡単に計算しようとしてみた。
が、ここで11インチと13インチとでは中身の設計が違うかもしれない…(^-^;)と気がついた。
13インチのバラしを探すが、新しいサイズの11インチのバラしばかりだ。と思ったらAppleのサイトに発見。な~んだ、灯台モトクラシー。

こうして見ると、11インチは相当頑張って詰め込んでいるのが分かる。
フラッシュストレージの位置全く違うじゃんΣ(゚Д゚;)
これは…、11インチに256GBの東芝製のフラッシュストレージがささるだけの(1.5mmの)余地があるかは実際開けてみた人じゃないとわからないよ。(・∀・)
私の調べものはこれ以上進まなくなった…。
誰か、入手したら是非やってみて下さい。って東芝のスティックSSDモジュール「Blade X-gale」がまだ手に入りません。
スティックタイプの薄型SSDモジュール「Blade X-gale」256GB 価格com↓
SSD > 東芝 > THNSNC256GMDJ で、結局
と言う事で、フラッシュストレージは何とかなるのかもしれない。となると64GBという選択肢もありか…。うむ。
64GBで、BTOでメモリとCPUをカスタマイズするとおいくらかな~φ(・ω・ )
…
って、(ノ´∀`;)アレ?
そうですよ。64GBじゃ、CPUのカスタマイズは出来なかったんですよ!(∩゜д゜)
CPUのスペック上げたければ128GB選ぶしか無いではないか。
ってことは、88,800円+(フルスペックカスタマイズ)→128,645円で、結果全く安くなってないではないか。
「MacBook Airを自分で改造する事で、少しでも安く出来るか?可能性を考える」のが出発点だったので、この一連のエントリは、フリダシに戻りました。(・∀・)
「ノォーーー!」/( `Д´)ヽ

双六の上がりの直前、「フリダシに戻る」マスに停まった心境です
け・つ・ろ・ん
「うん、結局サ、スペック上げたければ大人しくアップルさんにBTOすればいいんだよ。裏蓋開けて保証きかなくなっても良い程の改造でもないしサ。」
「ふ~っ。後味の悪いヤマだったぜ…(=∀=;)」
わ~、すいません、すいません(´Д`)`、。何も進展の無いエントリ読んでもらっちゃって。
なので、最初に個人的な"メモ"エントリと断りを入れたのでした。(←小心者)
「MacBook Air 11インチに256GBのSSDモジュールを載せたい」というエントリだったら少し意味があるかも?
しかし、お陰で今回、MacBook Airの裏を開けて施術する時のイメージトレーニングはバッチリ出来ましたぞ!えへん。
でも、そんな日は来ないぞ。きっと、たぶん。
ってか、調べていて自分が面白かったので良しとす(`・ω・´)ノ
私にとって一番大事だったのは内蔵メモリが直付けか否かでした。
AirのコンセプトとしてSSD容量はさほど重要ではないと思いますし、大きなデータを持って歩きたければ外付けHDやFlash Memoryでも用は足ります。
CPUは速いに超したことはないけど、費用対効果を考えれば重要ではないと考えます。
ところがメモリ2GBでは私の用途でも足りない....。
発売初日AppleStoreでまず青シャツに尋ねたのはその点でした。
吊しのAirならヤマダ電機で15%以上ポイント付きますからね。
Macも今は安く買える店はありますし、長く使う人ではないので、私は基本的には高額なカスタマイズはしたことはありません。
ただし今回のAirはCPUもストレージのアップグレードも安めでしたので、追加しました。
みなさん同じ考えの方が多いようですね。
コスト下げるならメモリのみ4GBもありだと思いますよ。
さあ!早くポチッとしましょ~(o^∀^)